ゆらゆらゆらぐ

2013.07.26

「京」という場所。

 私は京都や奈良に近いところに住んでいました。

 奈良は遠足でもよく行くところで。すごく好きです。

 奈良公園はもちろんなのですが、飛鳥などのなにもないところ。

 アレがすごく好き。

 何時間でもぼ~っとしていられます。

 それに対して。

 京都はどうにも苦手でした。

 行くたびに、何やら言いようのない苛立ち感。

 そして、行ったこともない「二条城」への異常な嫌悪感。

 聞いただけでいらっとします。

 でも、こういうのも理由が分からず、特に考えようともしませんでした。


 社会人になって。

 営業で京都が担当地域になったのですが。

 電車で京都に行くたびに「なんで私がこんなところに来なきゃいけないんだ?」ってずっといらいらしてました。

 いつも思うのは「どうしてこんなに汚くなってしまったんだろう?」って気持ちで。

「汚い」というのは「雑多」という感覚に近いです。

 これも何故だか分からず。

 幕恋を好きになってから京都へ行こうと誘われて行ったのですが。

 それさえも嫌で嫌で。

 でも。

 龍馬さんたちのお墓へ行って京の町を見下ろしたときに。

 一瞬感じた嫌悪感を吹き払うような感覚があって。

 涙が止まりませんでした。

(てか、実はお墓に参ることもできなかったのですがw)

 それから、京都が「嫌いだ」とは思わなくなりました。

 相変わらず「好き」ではありませんがw


 小さい頃から、私は「京都」へは結構行っています。

 淀の競馬場。西京極の野球場。

 いろいろ思い出して、ふと思いました。

 営業で京都へ行っていたとき、嫌だったのは「寺町」のお店で、「西院」のお店はあまり思わなかった。

 今考えれば。

 私が苦手だったのは、どうやら「京」だったようです。

 二条城に関しては。

 理由はまだ分かりません。行けば分かるかもしれません。


 私は。

 ふとしたきっかけで、かなり遠くの記憶を持っています。

 それは実際には小さい頃から何度も繰り返し夢に見てきたもので、10年ほど前にあるきっかけがあって思い出したものです。

 感覚的に、あちこちにいたような気がします。

 飛鳥が懐かしいのもきっとそのせいです。

 そう考えると、あれほどにまで京が嫌いなのも、きっと京にいたせいだろうと。

 京で、何かがあったのでしょう。

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