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2013.06.18
「落描」追加。
幕恋小説(長編・書きかけ)の中でのワンシーンで。
龍馬さんが沖田さんたちに囲まれるシーンがあるのですが。
そこで、「抜け」と言われての龍馬さんのセリフ。
「抜かんかったら誰も傷つけることはない」
小説の中だけでなく。
きっと龍馬さん本人もそういうひとだったんじゃないかな、と。
それが最終的に彼の命を奪う結果になっても。
私は、それが龍馬さんらしいなあ、と思うのです。
そんな龍馬さんが好きなのです。
ちなみに。
龍馬さんと平助くんは同じ「北辰一刀流」なんですが。
上のシーンでは龍馬さんと出会ったことをきっかけとして、平助くんはどんどん揺れてゆきます。
「自分の信念」「理想」「自分の立ち位置」「山南さんの死」
そんな平助くんを考えていると、とても切ないです。
彼は「信念の人」と呼ばれています。
揺らいでいるのに、揺らいでいない。
揺らがなかったのは、きっと「中心」だったのでしょう。